もったいない”でクリーンなインド(Swachh Bharat)に:環境教育へのアプローチ
「MOTTAINAI for Swachh Bharat」プロジェクトは、インドの子どもたちに環境意識を育むことを目的とした、日印協働の取り組みです。
資源を大切にし、無駄を減らすという日本の伝統的な考え方「もったいない」の精神を基盤に、絵本の読み聞かせなど、子どもたちにより親しみやすい手法を用いながら、衛生意識や持続可能性、そして責任ある暮らしの大切さを伝えています。
本プロジェクトは3年間にわたり実施され、日本の絵本や生き生きとした読み聞かせプログラムを活用することで、子どもたちが楽しみながら学べる環境を創出しました。
子どもたちを活動の中心に据え、楽しさと没入感を大切にした文化的配慮のある教育手法を通じて、将来にわたる行動変容の促進を目指しました。
プロジェクトの概要
日印共同イニシアチブ
本プロジェクトは、日本から講談社、インドから我々IJKグループにて共同で実施され、JICAの資金支援のもと、伊藤忠インド、マルチ・スズキ、そしてGovindalayaの協力を得て展開されました。
読み聞かせを活用した環境教育
8歳から12歳の児童を対象としたこのプログラムでは、日本の児童向け絵本を読み聞かせを通じて活用し、「もったいない」という概念を紹介するとともに、持続可能性、衛生、そして資源の責任ある利用に関する意識を高めることを目的としています。
段階で構成された学習アプローチ
プログラムは3つの段階で構成されました。まず、プロの語り手が「もったいない」の概念を紹介。次に、教員が創作活動を取り入れた授業を実施し、理解を深めました。そして最後に、生徒自身がロールプレイやクイズ形式の発表を行い、主体的に物語を伝える機会を設けました。
ブックキャラバンで学校訪問
特別に設計された移動式ブックキャラバンが参加校を巡回し、絵本や学習教材を届けるとともに、キャンペーンへの関心と認知度を高めました。
複数州に渡る実施
デリー、ハリヤナ州、グジャラート州の80校以上の公立学校で実施し、体験型学習を通して数千人以上の学生に届けました。
実績と実施地域における影響
- - デリー、ハリヤナ州、グジャラート州の80校以上の公立学校で実施
- - 専門家・教員・生徒へと段階的につなぐ、3フェーズ構成の読み聞かせを展開
- - 移動型ブックキャラバンが学校を巡回し、物語と教材を提供
- - JICA、講談社、伊藤忠インド、マルチ・スズキ、Govindalayaなどの主要パートナーが支援
本取り組みは、数千人にのぼる子どもたちに届けられ、持続可能な行動や衛生習慣への高い関心を喚起することに成功しました。生徒の理解度や参加意欲の向上といった具体的な成果も確認され、日印双方の関係者から、異文化協働による教育プロジェクトの優れたモデルとして高く評価されています。創造的な学びの力が、より意識の高い、責任ある次世代を育むことを示す象徴的な事例となりました。