Kagome-JP

ニンジンジャムを通して人々の栄養管理をエンパワー

本プロジェクトは、カゴメ株式会社とIJKグループとの連携のもと、ビタミンAを豊富に含む栄養補助食品としての「ニンジンジャム」の持続可能なビジネスモデル構築を目的に、主にインドのBOP(Base of the Pyramid:低所得層)層を対象に実施されました。 

日本の政府開発援助(ODA)の一環としてJICAの支援を受け、栄養課題と農業分野における社会的課題の同時解決を目指しました。ニンジンの栽培から加工、そして市場での認知向上に至るまで、バリューチェーンを一貫して構築することで、持続可能かつ社会的インパクトのある事業モデルの確立に取り組みました。 

本プロジェクトは、2013年から2015年にかけてバンガロールおよび周辺地域で実施され現地パートナーとの連携と綿密なフィールドリサーチを基盤に、製品コンセプトの検証、最適な流通モデルの設計、そして栄養意識の向上に向けた取り組みを展開しました。 

IJKはインド側の主要パートナーとして参画し、カゴメ社と多様なステークホルダーとの関係構築を推進するとともに、精度の高い市場インサイトを提供。プロジェクトの円滑な推進と、実効性のある成果創出を力強く支えました

プロジェクトの概要

ニンジン栽培の現場調査

ニンジン栽培の実施の評価と、原材料調達のための信頼できる供給元を特定し、持続可能なサプライチェーンの構築を支援するため、南インドから北インドまで、広大な現場調査を実施しました。

市場調査と専門家ワークショップ

市場状況を評価し、ピラミッドの底辺(BOP)層の消費者のニーズや消費パターンを把握するため、各分野の専門家を招いてワークショップを開催しました。

プロトタイプテストと消費者フィードバック

製品の受容度を評価し、コンセプトを洗練させ、消費者の嗜好を把握するため、100名以上のBOP層を対象にプロトタイプテストと認知度調査を実施した。

ステークホルダーとの連携及びワークショップ

カルナータカ州政府関係者との会合を調整し、認知度向上キャンペーン実施のための潜在的なNGOパートナーを調査しました。

バリューチェーンの統合的構築

本プロジェクトは、現地のパートナーシップや現地調査を活用し、ニンジンの栽培から製品の認知度向上および流通に至るまで、垂直的に統合されたバリューチェーンの構築に重点を置きました。

戦略支援と市場分析

IJKは、ステークホルダー間の調整、市場分析、および政府機関やNGOとの連携を通じて、ビジネスモデルと社会的影響力の双方を強化するため、本イニシアチブを支援しました。

影響とアチーブメント

  • インドでの持続可能なニンジンジャムのビジネスモデルの土台を構築 
  • ビタミンAに富んだ製品を通して、BOPコミュニティの栄養状態改善に寄与 
  • 民間セクターと政府機関とNGOの間のコラボレーションを強化 
  • 製品と流通モデルの規模確認に有益な市場分析を実施 
  • 恵まれない地域社会の栄養問題に取り組むとともに地域の農業を支援した 

このプロジェクトは、農業開発と社会的影響を結びつけることで、革新的な食品が栄養不足の解消と持続可能な市場機会の創出を同時に実現できることを実証しました。 

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